is: 2007年12月アーカイブ

なかなかやめることができないと言われている喫煙。ニコチン依存症とも呼ばれる,この
喫煙行為は身体にとても悪いものです。
では,晴れて禁煙が成功したとき,禁煙の効果にはどのようなものがみられるのでしょうか。

まず,禁煙の効果には,喫煙していたときにはずっと出ていた咳や痰などが止まったという
報告がたくさんあります。
タバコの煙に含まれる有害物質のせいで,喫煙する人は咳や痰がとても出やすくなるのです。
このようなものがぴたりと止まったりすることが禁煙の効果のひとつです。
さらに,呼吸が楽になるなどの症状が出てくるのも,禁煙の効果のひとつです。
その他の禁煙の効果としては,朝の目覚めがとても良くなったり,味覚がよくなったなどの
禁煙の効果もあるようです。

顔色が良くなる,肩凝りがなくなった,口臭がなくなったなどの症状も,禁煙の効果として
よく挙げられるものです。

その他に,禁煙の効果として色々な病気にかかるリスクが低くなるということがあります。
例えば,肺がんにかかるリスクが減ったというのも禁煙の効果です。毎日タバコを吸う人の
場合は,タバコを吸わない人の4倍の死亡率がありました。しかし,禁煙の効果により,
肺がんにかかる確率はどんどん減っていくのです。
禁煙して5年たった時で見ると,1.6倍ほどまで下がることがわかっています。
これも禁煙の効果です。

その他の禁煙の効果として,女性であれば肌のくすみがとれてきたり,髪にツヤがもどって
きたりする禁煙の効果も挙げられます。
また,喫煙は,血行をとても悪くするものです。禁煙の効果として,冷え性がなおったなどと
いう報告もあります。
さらに,禁煙の効果として血液がサラサラになるなどの禁煙の効果もあります。

このように,禁煙の効果はいろいろな面で現れてくることになります。いろんな禁煙の効果が
あらわれはじめると,いかに喫煙が身体に悪影響をおよぼすものなのか,今までどれほど
自分が身体に悪いことをしていたのかがはっきりとわかるようになります。
そして,もう二度と喫煙などしたくないと思えるようになれば,禁煙が成功したといえるかも
しれません。
心臓発作を起こすリスクや,肺がんで死んでしまうリスクなどを起こす喫煙は,
身体に悪いことだらけです。
依存症である以上,少しの間は禁断症状が出るかもしれませんが,上記のような禁煙の効果が
あるので,喫煙はできるかぎりやめましょう。
自分にとっても周りの人間にとっても,喫煙は身体に悪影響をおよぼします。

喫煙している人は,なかなか喫煙をやめることができません。少しの間やめていると,
ニコチン依存症のため,禁断症状が現れてきてしまうからです。
そんなときに,禁煙グッズを利用することにより,禁煙に成功する人たちがいます。
禁煙グッズにはどのようなものがあるのでしょうか。

禁煙グッズと聞いて,まず思い付くものが,禁煙するためのニコチンガムなどです。
このニコチンガムなどの禁煙グッズは,喫煙というものがニコチン依存症であることから
作られた禁煙グッズです。
タバコからニコチンを摂取するのではなく,タバコ以外の方法を使って,ニコチンを摂取
するようにしむけるための禁煙グッズなのです。
同じ種類の禁煙グッズには,病院などの禁煙外来で処方される禁煙グッズ,ニコチンパッチが
あります。
これも,喫煙をニコチン依存症と考えたうえでの禁煙グッズで,ニコチンのついたシールの
ようなものを,一日一回からだに直接張り付けることにより,タバコ以外の方法での
ニコチン摂取をさせる,という禁煙グッズです。
禁煙グッズの中でも,特にこの種類の禁煙グッズが一番効果があるようです。

その他の禁煙グッズに,禁煙草というものがあります。
これは,タバコにそっくりの禁煙グッズで,この禁煙草という禁煙グッズに火をつけて吸い,
徐々に吸う本数を減らしていく…という禁煙グッズです。

その他には,ニコチンガムなどのニコチンが含まれているものではない,普通のガムも
禁煙グッズのひとつということができます。
禁煙できないひとつの理由に,タバコを吸っていないと口がもの寂しいという場合が
あるのですが,このような場合には通常のガムを噛むことにより解消できることがあります。

そのほかにも,「タバコが不味くなる飴」などの禁煙グッズも発売されています。
これは,その飴を舐めたあとにタバコを吸うと,美味しく感じなくなるという飴です。
タバコが吸いたくなったら,その飴を舐めてからタバコを吸うことにより,
徐々に本数を減らしていけるという禁煙グッズです。

「ネオシーダー」という,見た目はたばこにそっくりの禁煙グッズもあります。
これは薬局などで販売されているもので,このネオシーダーに火をつけて煙を吸います。
しかし,最近ではこのネオシーダーにもニコチンやタールが少量ながら含まれていることが
発見されてしまいました。そのため,タバコと同様の有害性があるとされています。
禁煙グッズとして販売されているものですが,使用しないほうがよいでしょう。

禁煙をするうえで,いろいろ販売されている禁煙グッズを利用するのは,賢い禁煙の方法です。
その禁煙グッズの中に,「禁煙草」というものがあります。この「禁煙草」とは一体どのような
禁煙グッズなのでしょうか。

「禁煙草」は,「きんえんそう」と読みます。「禁煙草」は,数ある禁煙グッズの中でも,
タバコに似た形状を持つものです。
この「禁煙草」の使用方法は,タバコと同じように火をつけて,その煙を吸って使います。
タバコを吸いたくなったときに,この「禁煙草」を吸うことにより,「喫煙している」という
欲求を満たすことができるというものが「禁煙草」です。
では,この「禁煙草」に害はないのでしょうか。

この「禁煙草」,何でできているのかというと,「禁煙草」の主成分は健康茶の葉っぱです。
そのため,ニコチンやタールなどは,一切含まれていないため,この「禁煙草」を吸っても
身体に害や,依存性はないのです。
しかし,「禁煙草」のすごいところは,「禁煙草」に火をつけて吸うと,ほとんどタバコと
同じ味がする,というところにあります。
そのため,「禁煙草」を吸っているだけで自然に,喫煙する欲求は満たしながらも,
ニコチンの依存からは抜けだせるというしくみになっているのです。

この「禁煙草」は,韓国からの輸入の禁煙グッズです。
「禁煙草」は,韓国では食品医薬品安全庁の認可が降りているそうですが,実は日本では
まだ許可は得ていない禁煙グッズです。
そのため,「禁煙草」が本当に安全で安心のできるものなのかどうかは,まだ不明と
されています。
さらに,ニコチンやタールは含まれていないことがわかっていますが,燃やすことにより,
一酸化炭素などの有害物質は出ることになるので,あまりに長期に渡っての「禁煙草」の
使用というものには,問題があるかもしれません。
そのため,「禁煙草」を使用する際には,かなりの注意が必要かもしれません。

しかし,「禁煙草」はとてもよく考えられた禁煙グッズだといえますので,
医師などのアドバイスのもとで「禁煙草」を禁煙に使用するのはよいかもしれません。
ちなみに,「禁煙草」で禁煙ができるようになる期間は,だいたい3週間くらいだと
いわれています。

このように,「禁煙草」はよくできた禁煙グッズですが,本気で禁煙を考えている人で
あれば,病院の禁煙外来に行くことをおすすめします。
ニコチン依存症という名前での外来となりますので,健康保険がきく場合がほとんどです。

いろいろな禁煙グッズが発売されていますが,ひとむかし前にとても流行った禁煙グッズが
あります。その禁煙グッズは,禁煙パイポです。
この禁煙パイポとはどのようなものなのでしょうか。

禁煙パイポとは,株式会社マルマンという会社の商品で,禁煙するために開発をしたものです。
禁煙パイポと呼ばれている筒の中には,香料などが入っていて,その禁煙パイポを吸うことに
より,喫煙欲を満たすこともでき,香料のにおいや味も味わうことができる,という禁煙グッズ
です。

この禁煙パイポは,特にかなり昔からある商品として有名です。
禁煙パイポは,吸うタイプの禁煙グッズとしては,禁煙草などと同じ部類に入るのですが,
禁煙パイポと禁煙草が違う点は,禁煙パイポは火をつけずにそのまま吸うということと,
禁煙草は火をつけて吸うということです。
禁煙パイポの味や香りなどは,コーヒー味やレモン味など,タバコとは違った味がするもの
なので,子供が禁煙パイポを吸っても全く問題はありません。

また,禁煙パイポの良い点は,他の禁煙グッズに対して,値段的にも試しやすい価格であると
いうことでしょうか。
ニコチンやタールなどはもちろん禁煙パイポには含まれていないことになるので,
完全なニコチン依存症であれば,禁煙パイポでは物足りないことがあるでしょう。
しかし,口寂しいからタバコを吸うというタイプの喫煙者の人には,この禁煙パイポは
効果があるかもしれません。

禁煙パイポは禁煙に有効だという人もいれば,逆に禁煙パイポを吸うことにより,
タバコが吸いたくなってしまったという人もいます。
禁煙外来などの禁煙方法と違い,禁煙パイポは,手軽にお試しできる禁煙方法といえます。
本気でタバコをやめて禁煙したいのであれば,禁煙外来などにいき,ニコチンパッチなどを
処方してもらうほうが良いでしょう。

禁煙パイポを吸うという行為が,「タバコを吸う」という行為を忘れさせてくれないので
禁煙パイポは禁煙には向かない,という意見もたくさんあるようなので,まずは禁煙グッズの
入り口,と考えて気軽に禁煙パイポを試してみていただきたいとおもいます。
禁煙パイポ以外にも,禁煙するためのガム(ニコチンガム)や,嫌煙飴などの手軽なグッズも
販売されていますので,そういったものも試してみるとよいでしょう。

喫煙は,ニコチン依存症という,いわゆる中毒です。つまり,禁煙することにより,その
依存症の禁断症状が出ることになります。
禁煙の禁断症状にはどのようなものがみられるのでしょうか。

禁煙の禁断症状は,禁煙をはじめてから2日目や3日目が一番キツイといわれています。
しかし,禁煙の禁断症状は,ヘビースモーカーの人(ニコチンの依存度が高い人)はもっと
早い時期から禁煙の禁断症状があらわれるとされています。
それは何故かというと,ヘビースモーカーの人は,ニコチンの代謝が良くなってしまって
いるため,禁煙した場合に身体からニコチンが抜けていくのが早いからです。

禁煙の禁断症状は,数日たつと弱くなっていくといいます。
禁煙の禁断症状には,水を多く摂取することや,果物などを多く食べることなどが効果的だと
言われています。また,禁煙の禁断症状として,目に霞がかかって視界が悪くなることが
あったり,頭がぼぅっとするなどの禁煙の禁断症状があらわれることもあります。
そのように,頭がぼぅっとする禁煙の禁断症状の場合には,忘れるためにも早めに寝てしまう
などが効果的だといわれています。

禁煙の禁断症状は,だいたい5日を過ぎたあたりからどんどんラクになるといわれています。
最初は,禁煙の禁断症状として,タバコを吸いたくてどうしようもなくなります。
無性にイライラするなどの禁煙の禁断症状も出てくるかもしれません。
しかし,そのような禁煙の禁断症状は乗り切ってしまうしかありません。一度,禁煙の禁断症状
が抜けたら,とてもラクになれるので禁煙はもうすぐです。

禁煙の禁断症状が抜けて,禁煙をはじめてしばらくしても,またふいに吸いたくなってしまう
こともあります。
そのようなときに「一本くらいなら…」とまた吸ってしまうと,そこで禁煙の禁断症状を
我慢した意味はなくなり,また最初から禁煙のやりなおしになってしまうことも少なく
ありません。
禁煙というのは,一時的にではなく,喫煙しない状態をずっと保つ状態のことを禁煙と
いいます。そのため,硬い決心をもって禁煙にのぞむことがたいせつです。

また,禁煙の禁断症状が消えて,禁煙が順調にすすんでいくことにより,身体の調子も
とてもよくなっていることに気付くはずです。
喫煙が身体におよぼした悪影響が完全に消えるようになるまでには,時間がかかるかも
しれませんが,禁煙している時間が長ければ長いほど,喫煙の悪影響も消えていきます。



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